平田のblog

脳内。

ノスタルジーな話

小学校1年生の頃に好きだった女の子が

シートン動物記を読んでいたから

自分にも読書習慣がついた。

 

大人びた子だった。

難しい言葉を知っていて

男の子におんぶされた時に

「走れ駄馬!」と言っていた。

 

駄馬とは下等の馬という意味だ。

 

あれが初期微動だったのかもしれない。

 

僕は語彙力のあるドMになった。

 

 

その子は勉強が出来た。

テストでいつも何点だった?と話したし

僕も100点をとって良い所が見せたかった。

 

高飛車な子だった。

 

僕は頭のいいドMになった。

 

 

彼女はハリーポッターも読んでいた。

僕はハリーポッターの映画を見た。

好きな子には意地悪を言うのが子供心。

 

ハリーポッターと秘密の部屋を見た僕は

ドラコ・マルフォイの真似をして

4時間目の終わり、給食準備の時間に廊下で

彼女を「穢れた血め」とからかった。

 

言葉の意味を知っていた賢い彼女は

泣いてしまった。

 

先生が来て「どうしたの!」と言うと

彼女は「血が穢れてるって.....」と言った。

 

ハーマイオニーがハグリッドに

なぐさめられて泣いているシーンも

覚えていた僕は

「あぁ、映画の流れだぁ。」と思った。

 

先生に「どう言う意味!?」と問い詰められて

1年生の僕は上手く説明ができず震えながら

ハリーポッター...」とだけ言った。

 

今では申し訳ない事をした。

酷いことを言ったと罪悪感があるが

彼女は覚えているだろうか。

 

机の下で手のひらを広げて

名前の文字数だけ進める手遊びがあった。

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確か、王様姫様ブタこじき♪とリズムを

刻み名前の文字数と同じ箇所が運命。

 

彼女は僕にとっての姫様だった。

 

アイ・ラブ・J・K・なんとかなんとかって

進むやつではどうなるのかと机の下で

相手の名前を呟きながら

確認していたのを木村に見られて

馬鹿にされた。

 

 

 

25歳の僕に姫様はいない。

 

 

ただ大人になった今、稼ぎは人並みにはある。

姫様はいなくとも3万円で女王様には会える。

 

 

寝食を共にし

「仕事頑張ってきなさい!」と

おしりを叩いてくれる妻はいないが

回数を数えろ!」と

おしりをムチでしばかれた事はある。

 

 

人生って不思議だ。

 

 

 

このブログを読んでるそこのあなた、

読みながら何度か笑いましたか?

 

少しでも笑顔になったならよかった。

 

全部嘘ですよ。

 

僕は友達が大好きな素直な人間です。

そんなお店には行ってません。信じて下さい。

 

わざわざリンクを開いてくれたあなたに

少しでも前向きな気持ちになって欲しくて

この記事を書きました。

本当です。

 

ーーーー僕たちは駄馬ではない。

  きっと何処にだって行ける

  銀の翼を持つ空駆ける天馬。ーーーー

 

おやすみなさい。

 

 

P.S

ゴールデンウィーク楽しみ。